2021.04.05
木材・合金鉄、対日で急高騰!
東日本大震災以来の危機です。
国内の木材、鉄の急激な高騰がいよいよ4月から市場単価に反映されます。
想定価格では約2〜3割!
影響を受ける単価上昇は価格決定されていない中ですが、弊社も取り扱う住宅建築では
戸建住宅なら50〜100万。
9室位の木造アパートなら約300万。
鉄骨の30室位のアパートなら1千万以上。。。
(予測価格はあくまで情報が錯綜している中での試算です。変動することを御寛容ください。)
新聞にもあるように通常500ドル/BMの木材が730ドルを超えて、このまま高値で推移する見込です。
更に北米から日本に向かう貨物コンテナの運賃も通常2000ドル程度が、3000ドルになっています。
これが短期のことではなく、今後しばらく続きそうです。
米材の代替えとして、国産材の注文も殺到しています。
米松、SPFだけでなく、スギ・ヒノキもこの時期に値上げできないと、木材業界が壊滅する可能性が大です。ですので確実に値上がりします。
アメリカも日本と同じで実体はなくても株価は上がり、その値上がり利益で不動産が売れるまさにバブルです。
アメリカはあれだけのコロナ発症があり、死者数があるにもかかわらず、住宅着工が空前のにぎわい。日本に木材を回すより国内需要に回す方が利益があがり、輸出を渋りまくっているようです。
いずれにしても、国内商社も木材業界も限界になれば価格を上げなければいけないタイミングがくると思います。それが各商社契約更改の4月初旬から中旬です。
今から暫くの間(1〜2年)は、外材だけでなく、国産材も上げ相場の覚悟と対策が必要です。(つまり少なくとも1年は上がり続け、5〜8割以上あがるという予測です。)
土地仕入れ予定や既に進行中の各社様と、自宅建築及び投資向け収益物件建築を検討中の方は早期の契約か、計画の軌道修正を検討ください。
弊社は4月中旬までに取りまとめまして各社様にご報告と対策協議にご訪問させて頂きます。(弊社とお取引がない方でもレポート共有させて頂きますのでご遠慮なくメッセンジャーなどでお申し出ください。)
東日本大震災と同じような、「仕入れが出来ればまだまし、入らなくて建てられない。」この状況だけは回避できるように明日も対策会議を開催し、皆様の事業計画をできます限り円滑に進行できるように社内一丸となり対応してまいります。
追伸
あくまで私の私見ですが、生コンの値上げを今年度は見送った生コン業界も、木と鉄の値上がりを考慮して上げる可能性が大いにあります。RC建築にも配慮ください。